MOK Structural Design Unit

設計の特色手づくり・手仕事を大事に生かしたすまい

手づくり・手仕事を大事に生かしたすまい

木の家にいると、構造材や仕上げ材など、森で育った木の、その素材のチカラを感じます。目に見えないチカラ、五感に触れるもの、なにやら説明がしにくいのですが、それらは、木が、植物として生きていた証を、私たちにささやきかけているから、なのではないかと感じたりもするのです。
そんな木で、家をつくる大工さんや、建具をつくる建具屋さん。その技は見事です。その器用な手は、長年、同じことを積み重ねることで、凄いことが出来る、頼もしい手になりました。
壁をつくる左官屋さん。屋根をつくる板金屋さん。それぞれの職人さんの手も頼もしく、そんな職人さんたちの「手」が生きる家をつくりたいと思うのです。

そんな手仕事を大切にした家。設計する私たちも、ところどころで、現場で手を動かして、つくるメンバーに入れてもらいます。住まい手も一緒に、床を塗り、壁を塗り。
出来ることは自分たちでしよう!そんな気持ちは、凄腕の職人さんたちのチームの一員でいたいという思いからです。
また、凄腕のプロの仕事に、素人のわたしたち(住まい手も含め)が加わることで、逆に「愛嬌」というエッセンスが加えられ、それによって、愛される家になるのではないか?そんな思いもあります。

この頃は、漆塗りも住まい手さんと一緒に行っています。かつては住まいの中で使われていた漆が、すっかり使われなくなりました。そんな淋しい状況の漆は、実はとても魅力的で優れもの。日本の住文化に欠かせない漆を復興させる野望もあり、楽しい手仕事の漆塗りを、木のすまいで実現しています。

手づくり・手仕事を大事に生かしたすまい